子どもは子どもらしい生活を送ることで将来大きな大木に育つと信じています。
幼稚園はその小さな芽を育むところです。
幼稚園は、いま子育てに便利なだけの施設ではありません。
子育てに希望を持ったり、時には悩み、苦しいときも親と手をたずさえて、
ひたむきな教師が互いに信頼し安心出来る幼稚園を目指しています。
- 子どもたちが自ら進んではじめたり、広げる遊びは楽しくとても大切なものです。学級の活動以外に自由参加の活動もあります。またみんなと共通の経験をしながら活動すれば、互いに刺激を受けて、より遊びが楽しくなります。時には友だちと、時には学級全員で活動する場と二つの場を、用意しています。室内外に先生がいる複数担任制により子どもがいろいろな経験をし、応援が出来ます。
- 子どもたちの発想は豊かです。子どもらしい願いを見守り ダイナミックな経験も大事にして自立や意欲を促します。 畑で作物を育てる実体験や収穫の喜び、それを食育につなげています。植物栽培と自然園での活動は園の特色です。
- 自立から始まり仲間と共に生きる力の芽生えを幼児期に育てるべきものと考え、3才児には子育て経験のある先生との二人担任制です。更に4,5才児についても学年担当者を設けて一人一人にあった保育や保護者方の相談に応じる担任以外の職員を配置しています。(また5歳児には就学に向けた幼稚園でこその経験をする活動があります。)
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一人一人の子どものことについてみんなで議論できる適正規模を守ってきました。教え子がお父さんやお母さんになってやってくることも多くなりました。
ベテランから若い職員までいろいろな先生がいますが、一里塚も次第に建学の精神が伝わりにくくなりました。
教員にも多様な経験が不足したり 時代に合わなくなってきたこともあります。
しかし「子どもらしい子ども」は永遠の願いとして、その時代にあった子ども像をめざし、追求していきたいと思います。子どもたちが生きるであろう今後の80年間を見据えた保育にはまだまだ道は遠いのですが、常に保育の改善を図っています。
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3才児
1.自分のことは自分でやってみようとする。
2.教師や友だちに親しみ、一緒に遊ぶことを楽しむ。 -
4才児
1.人の話を聴き、自分の思いを伝える。
2.周りからの刺激を受けやってみようとする。 -
5才児
1.最後までやりとげる(自分でやるしかない)
2.友達と力を合わせて活動する(協同の育ち合い)