テントウムシとの関わりを通して… [5才児かえで組]

今年は畑にテントウムシがたくさんいます。

そこで、虫眼鏡と図鑑を用意したところ、
じっくり観察するようになりました。「わあ~、
大きく見える」「テントウムシ、こんな模様
してるんや」「本当に足6本かな?」
「手にのせたら、くすぐったいな」
親しみがわくにつれ、テントウムシを探しに
行く子が増えました。
虫かごにはテントウムシの大好きな草も
たくさん入れ、霧吹きで水分もあげるようにしました。

『テントウムシ、どこかな?』 

 『めっちゃ大きく見えるなあ~!』

 そんなある日、子どもたちが帰った後に虫かごをみると、草や土がほとんど入っておらずカラカラになった葉っぱ数枚と動かなくなったテントウムシが…。すでにテントウムシは死んでいました。
 翌日その虫かごを囲んで、クラスのみんなで話し合いの時間を持ちました。
「もう動かへん…」「テントウムシ、かわいそうや」「ちゃんと草と土入れな、あかんかったやん」「お腹すいてたやろな」「逃がしてあげたら良かったなあ」「お母さんとこに行きたかったやろな」と、子どもたちもいろいろと感じるものがあったようです。
 この日以降虫を見つけた時に、逃がすか虫かごに入れるかを友だち同士で話し合う姿をみかけるようになりました。「虫かごに入れても良いけれど、必ずその虫が気持ち良く過ごせるようにしてあげてね」と伝えています。今後も子どもたちと一緒に、虫にとって過ごしやすい環境を考えてゆきたいと思っています。