解体ごっこ 分別のリサイクル

  幼稚園では、壊れてしまって使えなくなった物が、ちょくちょくできてしまいます(あたり前の話ですが…) “これ”の中身はどうなってる!?と興味を持ってくれた子と工具を使って解体ごっこをしてみました。今回は、5才児でCDラジカセを解体。
 まずは、ネジ回しでねじを外してカバーを取る。なかなかねじが回りません、意外と難しいのは力の入れ具合。回す力よりねじを押す力が大きくないと締まっているネジは回りません。


初めは、指先だけで回そうとして空回りしていた子も、押す力が大事だと伝えました。それまで遊んでいた片方の手でネジ回しの握り側の端を手のひらで押すようになったりと自分でも回せるようになってきました。


カバーがパカッと開くと配線や基板などなどが見えて子たちから「うわー!」と歓声が。

部品を取り外して行くには、大小たくさんのねじがあるので、順番にねじ回しを使って「つぎは、わたし」「あっ、ネジみつけた!ぼく、これはずすわ」と子ども同士でどんどんのめり込んで言っていました。スピーカーが組み込まれているカバーを外したときは、ネジ回しがスピーカーにくっつくので「これ、じしゃくみたい!」とビックリ。いろんな材料が使われていることにも関心があったようです。

 部品を一つ外れるたびに“ネジ”“金属”“プラスチック”“その他”のカゴに分けてみることにチャレンジ。わかりやすいネジは、こちらから何も言わずともネジのカゴへ、金属とその他は、子たちには分かりにくい・・・。
どこに入れるか悩んでいると、友だちが「それ、こっちやで」と教えてくれる場面もありました。間もなく、530運動の時期に繋がる保育にもなりました。